組み込み開発に必要な開発環境のインストール
開発を行うために必要なツールをパソコンにインストールしましょう。
HEW(High-performance Embedded Workshop)
C言語学習ではVisual Studioの統合開発環境を使用しました。マイコン基礎編ではルネサスエレクトロニクス社が提供するHEWと呼ばれる統合開発環境を利用します。
H8マイコンは同社にて製造されているマイコンであり、HEWは同社の組み込み開発を強力にサポートしてくれる存在です。無償版では一部機能制約がありますが、本サイトで使用する開発規模では無償版で十分な恩恵を受けることができます。
ダウンロード
下記のダウンロードリンクをクリックして「REN_h8v7000_ev_***.exe」をダウンロードしておきます。>>HEWのダウンロード先
![HEWダウンロード](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2020/12/815f2564e793b696d95bf5c6f36ac99c.png)
ダウンロードする際にユーザー登録が必要になりますので、未登録の方は登録しておきましょう。
インストール
HEWをパソコンにインストールします。ダウロードした「REN_h8v7000_ev_***.exe」を実行し次の手順に従いインストールしてください。
![HEWインストール1](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/b438a1d9cac1e0be93e5e8972b6af167-1.png)
![HEWインストール2](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/911a737a353c54b03b3b4a543c935a39.png)
![HEWインストール3](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/f8b30f5cc7927aeb3605f57866d0b485.png)
![HEWインストール4](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/3aaef978a878d98376dcdd27c055488d.png)
![HEWインストール5](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/2d58c6b50e8eb20d0de55e8056c04caa.png)
![HEWインストール6](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/260f660218b937849f6f6301bedd2c95.png)
![HEWインストール7](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/466fb80b4e7381f4b1da24353861de83.png)
![HEWインストール8](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/74c8c023e04be83b8f8ca47352d9ce8d.png)
![HEWインストール9](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/6897e008ab105d02c8f736e005007350.png)
![HEWインストール10](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/69f2267f17b0939f2c17694f488ce4b3.png)
HEWのインストールはこれで完了です。
Vstone H8 Writer
ビュートローバーH8に対して皆さんが作成したプログラムを書き込むためのライティングソフトです。組み込み開発では開発ボード上のフラッシュメモリと呼ばれる不揮発性メモリにプログラムを書き込んでから動かします。
不揮発性メモリとは電源が落ちてもデータが保持されるメモリのことです。プログラムは電源が落ちても消えないようにフラッシュメモリに記憶します。
ダウンロード
ライターはヴイストン株式会社のホームページからダウンロードできます。 「H8 writer Release2 インストーラバージョン」からダウンロードしてください。
VstoneH8Writer_Inst_002.exe がインストーラファイルになります。
インストール
ダウンロードした VstoneH8Writer_Inst_002.exe を実行してインストールします。
![ライターインストール1](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/6cb4fe1e4075ea454374eafe6fb7f5ae.png)
![ライターインストール2](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/fcdc5c0fd638189f400478b6af3c86ed.png)
![ライターインストール3](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/3b3c2f4490aa075acf1eebefbb2352e3.png)
![ライターインストール4](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/8f3e0f32abaf71fd68eafd557b69ed34.png)
![ライターインストール5](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/42a782dcc936c015abfa0d9c5c92e2d8.png)
![ライターインストール6](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/bd6c26617116df8beaa4c699aee8a95a.png)
![ライターインストール7](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/a1550a624e091e4536f2e3ae3a788bbf.png)
これでライターのインストールが完了です。
VS-WRC003LV シリアルコンバータ
ビュートローバーとパソコンを接続する際にUSB接続かシリアル接続かを切り替えることができるソフトウェアです。後述するシリアル通信機能を利用する際に必要となるためインストールしておきます。
ダウンロード
シリアルコンバータはヴイストン株式会社のホームページからダウンロードできます。 「VS-WRC003LV シリアルコンバータ」からダウンロードしてください。 取り扱い説明書も併せてダウンロードしておくとよいでしょう。
VS-WRC003LV_SerialConberter_20101021_0914.zipがインストーラファイルです。圧縮ファイルになっていますので展開してインストールを行います。
インストール
展開後のフォルダにある setup.exe を実行してインストールします。
![シリアルインストール1](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/0a51bf7e15f55432c7f90ed5f308d3a8.png)
![シリアルインストール2](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/d7b0ef43116b015fb64b9c5f082b25de.png)
![シリアルインストール3](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/60c0bb8259f587c18d81c02d5d7ea1d9.png)
![シリアルインストール4](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/a25e6d6ac5039f9e2fe55c521d972db2.png)
![シリアルインストール5](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/ae2cdd3f58c74c7c66a85a4e5df9afb3.png)
シリアルコンバータのインストールはこれで完了です。
TeraTerm
TeraTermはターミナルソフトと呼ばれるものですが、本サイトでの利用目的としてはビュートローバーとパソコンをシリアル通信で接続するためのソフトウェアです。
シリアル通信のプログラムを作る際に利用しますのでインストールしておきましょう。
ダウンロード
こちらからダウンロードできます。動作に大差はないためバージョンはいくつでも構いません。執筆時点での最新バージョンは4.102となっております。
インストール
ダウンロードしたteraterm-4.102.exe(バージョンによりファイル名は異なる)を実行してください。
![TeraTermインストール1](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/ae7c0707ae7f731cbe289b8b452cc19d.png)
![TeraTermインストール2](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/65df0b11525f05a27e3b466fc155b009.png)
![TeraTermインストール3](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/ec40fe9628974408883e7274ee93a394.png)
![TeraTermインストール4](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/675e5325444d4ef4a48fd98f85bff745.png)
![TeraTermインストール5](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/bac633d2ccafe462cd2e4db3e9edc6bb.png)
![TeraTermインストール6](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/13c9af3bf1ffbca72335f21754726357.png)
![TeraTermインストール7](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/86c47563d4bd08b3a4a36bcd654e1e2e.png)
![TeraTermインストール8](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/731b74dd9cf991094028b25ee4322060.png)
![TeraTermインストール9](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/ecd49ac1134eb3472f75ea90e09d067f.png)
これでTeraTermのインストール完了です。
組み込み開発で必要となるドキュメントの準備
組み込み開発に必要となるドキュメントを準備しましょう。
H8/36064 データシート
マイコンのマニュアルがないとハードウェア制御を行うことはできません。組み込み開発者はデータシートと呼ばれるマイコンマニュアルを参照しながらプログラムを行います。
多くのマイコンは「(マイコン名) データシート」で検索することでデータシートを手に入れることが可能です。
リンクが切れるかもしれませんが、現時点で取得できるアドレスをリンクしておきます。「H8/36064グループハードウェアマニュアル」をクリックすることでPDFファイルが参照できます。ファイルをダウンロードしておくとよいでしょう。
ビュートローバー H8の回路図
マイコンと周辺機器との接続関係は回路図から読み取ることになります。回路図をダウンロードしておきましょう。
回路図はヴイストン株式会社のホームページからダウンロードできます。
「VS-WRC003LV 回路図」 と記載してある箇所の利用規約に同意してダウンロードしてください。
![ナナ](https://monozukuri-c.com/wp-content/uploads/2019/06/bfc1cf65d1130f875793b49176917183-1.png)
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