こんにちは、ナナです。
本サイトのマイコン入門編のカリキュラムでは、次の機材が必要となります。
機材を購入するのにためらう方もいるとは思いますが、技術への投資と考えるとよいです。
私は今までに書籍や機材にたくさんの投資をしてきました。
開発者にとって技術というのは、自分自身が評価される価値です。技術を持った人材ほど収入を得ることができます。
技術を得るための投資を行い、その技術をもとに収入を得て回収すると考えましょう。自分の技術への投資は、損のない投資です。
本記事では次の疑問点を解消する内容となっています。
では、マイコン入門カリキュラムの始め方を学んでいきましょう。
マイコンを使った組み込み開発を体験する醍醐味
師匠!とうとう私もロボットを動かす時がやってきたのですね。
期待と不安でいっぱいなのです。本当に今のわたしの力でできるのでしょうか?ロボットを買ったのに、もし動かせなかったらショックなのです・・・
新しいことを始めるときは、ワクワクと不安な気持ちがあるのは誰でも一緒だよ。でもね、不安なんて感じる必要はないんですよ。
開発に必要な機器といっても、何十万円もするものではありません。8000円くらいなんです。この金額で新しい技術が学べる可能性があるのですよ!
失うものなど何もない!そんな気持ちでやってみましょう!
組み込み開発は、プログラミング初心者の方にはとっつきづらい側面があります。
それはパソコン以外に開発をするための機器が必要であり「機器を買わないといけないの?」という金銭的なハードルと、「本当に自分にできるのか不安」という技術的なハードルが挙げられます。
しかし、組み込み開発にはプログラムを学ぶ上での醍醐味があるのです。
それは、
自分が作ったプログラムで実際にモノが動くことを感じられる
ことです。
私はこれまでに数百人の初級技術者の教育を行ってきましたが、多くの方がモノが動くことに感動し、さらにプログラミングを学ぼうと学習意欲が向上します。
つまり、プログラミングとは、楽しみながら学ぶのが最短ルートなのです。
本サイトでは初級者の方でも、無理なく学べるようにカリキュラムを構築しています。
このサイトを見て「やってみよう」と行動に移してもらえる方が一人でも多くいれば幸いです。モノを動かす楽しみを一緒に体験しましょう!
マイコンで学ぶプログラムからロボットを動かす方法
C言語の学習では、パソコンの中でプログラムが動いて画面に結果が表示されました。これは納得できるんです。
でもですよ、プログラムでロボットが動くってどういうことなんですか?そんなこと、どうやったらできるんですか?さっぱりイメージができません!
そうだね。組み込み開発を始める前の人は、プログラムでロボットを動かすということがなぜできるのか不思議ですよね。
でも、これにもちゃんと仕組みがあるんです。このサイトではその仕組みもしっかりと解説して、理解できるようにしてあります。焦らずにカリキュラムを順に進めていきましょう!
組み込み開発の知識がない方にとっては、プログラムを書くことでモノが動くって不思議に思いますよね。
マイコン入門編では、プログラムからハードウェアを動かす仕組みを学びます。
LEDを光らせたり、モーター回したりすることで、そもそもプログラムからどのようにハードウェアを制御するのか、という仕組みを明らかにしていきます。
マイコン入門編に関しては『C言語入門編』の内容はマスターしていることを前提にしております。
C言語の学習が済んでいない方は、まずC言語を習得してからトライしてください。
マイコン学習を始める前に準備する機器(ビュートローバー)
師匠!私はいったいどんなロボットを用意すればよいのですか?傀儡人情となる私のロボットですから、かわいいのがいいのです!
かわいいかはわからないけど、今回の題材したのは「ビュートローバー」と呼ばれる、走行可能なロボットです。
走り回るって方がロボットを動かしている感じがしませんか?それを皆さんに体験してもらいたくて選びましたよ!
マイコン基礎編では、次の機器を使用して学んでいきます。
本気でプログラミングを学びたい方はぜひ購入してみてください。学習に必要となる機材はパソコンと、この機器のみとなっています。
ヴイストン株式会社:Beauto Rover H8(ビュートローバー H8)
ビュートローバーのロボットを購入する方法
ロボットは楽天やYahooから購入できます。下記リンクから購入してみてください。
※ 購入時の注意
Beauto Rover「ARM」版という種類もあるため、間違えないようにしましょう。
必ず「H8」版を購入してください。
少し高い組立完成版の商品はほとんど在庫がないので、皆さん自身の手で組み立ててみるのもよいでしょう。
ビュートローバーに搭載されたマイコンの種類
師匠!こんなロボットにもコンピュータが入っているのですか?信じられません。パソコンよりものすごく小さいですよ!
入っていますよ!青の基盤の真ん中に、黒い四角の部品が見えますね。これが「マイクロコンピュータ」と呼ばれる小さなコンピュータです。
組み込み開発では、通称「マイコン」と呼ぶ「マイクロコンピュータ」を制御することで動かすんですよ。
「マイコン」とは、「マイクロコンピュータ(Micro Computer)」の略です。
マイコンは皆さんの身近にある家電製品などに搭載されているコンピュータのことです。 外観からはわかりませんが、内部にはマイコンと呼ばれるコンピュータが含まれているのです。
Beauto Rover H8 は「H8マイコン」と呼ばれているルネサスエレクトロニクス社製のマイコンを搭載しています。組み込み開発では様々なマイコンを利用しますが、H8マイコンは小~中規模クラスのマイコンです。
小規模向けのマイコンとしては「PICマイコン」と呼ばれるマイコンが有名ですが、本サイトでは職業として組み込み開発者を目指している程度の方を学習対象としているため、実践的なH8を選定しました。
「H8マイコン」は組み込み開発の初心者が、マイコン制御の基礎を学ぶ上で簡単すぎず、難しすぎないマイコンです。